もし美容皮膚科でトラブルが発生したら

ここでは、もしも美容皮膚科でトラブルが発生した場合についてまとめています。困った時に相談できる窓口などを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

相談できる場所がある

もしも医療行為を受けたことで不満や心配な点がある場合、相談できる窓口が用意されています。

たとえば「クリニックで治療を受けたら悪化した」などの場合は医療安全支援センターに相談できます。また、「契約についての説明が不足しており、高額な治療費や解約費用を請求された」などの場合は消費者ホットラインへ相談可能。さらに「クリニックのホームページでは低価格な料金で治療できると記載されていたが、実際に治療をうけたら何倍もの費用がかかった」などの場合は医療広告相談窓口へ相談できるでしょう。

そのため、医療行為や医療広告における苦情や心配がある際は、泣き寝入りせず相談窓口を利用しましょう。

医療安全支援センター

医療に関する苦情・心配などについての相談を受け付けています。あくまでも中立な立場での対応を行っており、問題解決の主体となるのは相談者本人。アドバイス等は可能なものの、たとえば医師や歯科医師の診断・治療・検査内容の是非などは判断できません。また、医療事故であるかの判断や、医療機関とトラブルが生じた場合の仲裁にも対応していないため注意しましょう。

消費者ホットライン

消費者ホットラインでは、契約内容や解約条件など、契約に関する相談に対応してくれます。

医療契約などで困ったとき、消費者ホットライン188へ連絡すると、身近な消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してくれます。「契約や解約について相談があるけれど、どこに相談したら良いかわからない」という場合は消費者ホットライン188へ連絡すると良いでしょう。

なお、消費者ホットラインでの相談料は無料ですが、通話料金は自己負担のため注意が必要です。

チェックリストを使って確認を

厚生労働省では、美容医療を受ける前に確認しておくべき項目を設けています。そこで、チェック項目の内容を紹介します。

• 1.使用する薬などがどのようなものか、自分でも説明できますか？
• 2.効果だけでなく、リスクや副作用などについても知り、納得しましたか？
• 3.ほかの方法や選択肢の説明も受け、自分で選択しましたか？
• 4.その美容医療は「今すぐ」必要ですか？最後にもう一度、確認しましょう。

※引用：厚生労働省「確認してください！美容医療を受ける前にもう一度」（https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04978.html）

上記のような項目を設け、医療トラブルの防止を目指しています。これから受けようとしている美容医療について十分な理解と検討を重ねているか、冷静に考えましょう。

もしも1つでも当てはまらない項目がある・まだ不安があるなどの場合は、治療を急がず、再度十分な検討を重ねることをおすすめします。

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