マスクが原因の肌荒れ対策

「マスクを日常的に着けていたら、肌が荒れた」「肌が荒れてしまったので、マスクで隠している」という方は多いはず。そこで、マスクで肌荒れを起こす原因や、対策方法について紹介します。

マスクで起こる肌荒れを抑えるには

スキンケアの刺激を減らす

マスクを長時間着けていると、蒸れによって雑菌が繁殖しています。帰宅後はスキンケアで清潔にしましょう。また、マスクが肌と擦れることで、肌のバリア機能が低下している可能性も。刺激を与えると肌荒れしやすくなっているため、低刺激処方のスキンケアアイテムを用いて優しくケアしてあげましょう。

過剰な皮脂分泌を促す食事を避ける

「マスクを着けているとニキビができる…」という方は、過剰な皮脂分泌を抑えることをおすすめします。 たとえば辛い食べ物や甘いもの、油分の多い食事は皮脂の分泌を加速させます。過剰な皮脂分泌によってニキビができやすくなってしまうため、摂りすぎないようにしましょう。

また、健やかな肌を維持するためには、ビタミンB2・B6・Cなどを積極的に摂るのがおすすめ。ビタミンB2には皮脂分泌をコントロールする働きがあり、B6にはターンオーバー正常化の働きが期待できます。ビタミンCにはコラーゲン産生を促す働きがあり、ブロッコリーやいちご、キウイなどに多く含まれています。

汗はこまめに拭く

マスクの中が蒸れると、雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、汗をかいたらこまめに拭き取りましょう。汗を拭いた後に保湿ケアを行い、うるおいを補っておくのがおすすめです。

こすれ対策にはワセリンが効果的

「マスクが擦れて肌が荒れる」という場合は、ワセリンを活用してみてはいかがでしょうか。マスクが頻繁に触れるあごや頬、鼻などに薄く塗っておけば、擦れによる刺激から肌を守ってくれます。

また、マスクの形状やサイズが顔に合っていない場合も擦れやすいため、注意が必要です。

マスクの素材を変えるのもおすすめ

マスクの素材が合わないことで肌荒れを起こすケースもあります。たとえば「不織布マスクはすぐに痒くなる」などの場合、ガーゼやコットンなどの柔らかい素材を挟んでみたり、綿ガーゼやシルクなどの天然素材を使用してみてはいかがでしょうか。

• 参照元：大正製薬

なぜマスクで肌荒れが起こるの？

マスクはウイルスや花粉などの侵入を防ぐ働きがありますが、長時間着けることで肌荒れが起こることがあります。とくに敏感肌の方は短時間でも肌トラブルを引き起こすこともあり、注意が必要。ここでは、マスクが肌荒れを引き起こす原因を紹介します。

マスクと肌が擦れて刺激になる

マスクを着脱する・ズレを直すといった動作は、肌に摩擦が生じて刺激になります。

肌表面の角質層にはバリア機能が存在していますが、摩擦によってバリア機能が低下。バリア機能の低下によって肌の水分が失われ、ターンオーバーの乱れが生じます。すると毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすくなってしまうのです。また、少しの刺激でもかぶれやすい状態になります。

さらに、マスクの素材が肌に合っていない場合、かぶれてしまうこともあります。

蒸れて殺菌が繁殖する

マスクの中は呼気が充満しているため、蒸れやすくなっています。汗や皮脂も分泌されやすくなっており、高湿度・高温の環境によって雑菌が繁殖。ニキビの原因となるアクネ菌も増えます。

マスクを外したときに乾燥する

マスクを外したとき、汗や呼気に含まれる水分とともに肌の水分も蒸発します。すると肌の乾燥が進み、かさつきやごわつきが生じます。

また、肌は急速に乾燥することで皮脂を過剰に分泌しようとします。皮脂が増えるとアクネ菌が繁殖しやすくなってしまいますから、ニキビができる原因にもなります。

肌荒れ対策は忘れずやっておくべき

近年では、日常的にマスクを着用する人が少なくありません。ただ、「マスクを着けると肌が荒れてしまう」と悩む方もいるでしょう。

マスクによる肌荒れが気になる場合、日々のケア方法を見直しましょう。マスク着用時は肌が荒れやすい状態です。そのため、蒸れや乾燥をケアしておくことが大切。
また、マスクの素材を見直すのもおすすめです。「マスクを着けるとすぐに顔が痒くなってしまう」という場合、マスクの素材が肌に合っていないかもしれません。

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