「たるみ」は加齢・紫外線・生活習慣などさまざな要因が重なって引き起こされますが、見られる箇所は人それぞれ。代表的なたるみは、4つに分類することができます。
表皮の下にある厚さ1~3mmの真皮が縮んで表皮を支えきれなくなり、しわやたるみができます。
ほうれい線やマリオネットライン・二重あごがこれにあたります。
主に脂肪で構成されている皮下組織の代謝機能が低下し、皮下脂肪が増加。その重さに耐えきれず、重力によって下がってしまいます。
皮下脂肪を支えている表情筋の筋力が低下し、重力に従って下にひっぱられていきます。それが毛細血管を伸ばして血流量を減らし、栄養や酸素量が低下。さらにたるみをひどくしていきます。
乾燥や保水力の低下から、お肌のバリア機能も低下。たるませていきます。
「たるみ」の根本的原因は加齢による老化ですが、それ以外にもさまざまな要因が重なって肌をたるませていきます。皮膚の弾力低下、表情筋や筋膜(SMAS)の衰え、皮下脂肪の増加・下垂です。
肌のハリや弾力は、真皮層にあるコラーゲンとエラスチンが網状にピーンと張り巡らされていることで保たれています。ところが、加齢によってこれらの働きが衰え、さらに乾燥による水分の低下や紫外線によるダメージといった外的要因が加わることで、コラーゲンとエラスチンにダメージが加わりハリや弾力が低下。真皮層だけでなく肌深部の脂肪や筋膜もゆるんできてしまうことからも、たるみを進行させていきます。
たるみはほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴラインなどさまざまなところに見られるようになります。しかも、たるみが「たるみじわ」を作るなど、たるみ以外の悩みも作っていきます。
たるみを改善するには、肌深層の治療が必要となります。基本的な治療の考え方としては、深層・中間層・表層の順です。土台となる深層から治療をすることで、たるんでしまった皮膚に改善がみられやすくなります。
代表的な治療法としては、深層にはヒアルロン酸、中間層にはエクシリス・ヒアルロン酸・SMAS筋膜・ボツリヌス注射、表層にはピーリング・イオン導入・レーザーフェイシャル・ダーマペン4・CO2フレクショナルレーザー・コラーゲンピール・フォトフェイシャルなど多数の治療法があります。
改善のための治療だけでなく、予防するための治療も必要です。
低下してしまった眼瞼挙筋(目を開ける筋肉)のゆるみに働きかけます。レーザー技術の発達から、メスを使わずに治療することが可能です。
また、以下は未承認機器となりますので、ご留意ください。(諸外国における安全性等に係る情報に関して) G-COGリフト/プレミアムコラーゲンリフト/Zリフト/フォトナ6D/ウルトラセル(FDA承認)/エラーズハイフ/プレミアムイントラジェン/フェイスリフトレーザー/超音波ウルセラリフト/ウルトラセルQ+・HIFU(MFDS(韓国食品医薬品安全庁/食品医薬品安全処)) ウルトラフォーマー3・HIFU/イデベノン/国内の承認医薬品等の有無の明示:不明/入手経路: 国内販売代理店経由で医療従事者(医師)個人が入手
たるみに適した治療には、スレッド治療、注入治療、レーザー治療、手術とやり方もいろいろ。
新しいスレッド治療であるテスリフト、特殊な糸をつかったG-COGリフト、プレミアムコラーゲンリフト、Zリフト。注入治療ではヒアルロン酸ボリフトXCやボリューマXC、ボトックスリフト、エランセリフト。レーザー治療では6種類のレーザーを使うフォトナ6Dをはじめ、ウルトラセル、エラーズハイフ、プレミアムイントラジェンなど10種類。手術では、脂肪注入術とバッカルファット除去術でその悩みを改善します。
加齢と共に顔の筋肉が衰えてくるとできるたるみには、エイジングケア皮膚専門クリニックとして提供している、高い効果が期待できるリフトアップ治療「フェイスリフトレーザー 超音波ウルセラリフト」や、メスを使わない総合美肌治療「サーマクールFLX」、月1回コラーゲンの生成を促進する「オーロラリフトアップ」など多数の治療法があります。また、二重アゴの解消に「ウルトラセルQ+・HIFU」、目元の「ウルトラフォーマー3・HIFU」、額や眉間のしわに「ヒアルロン酸注入」など、ピンポイントでのたるみ治療もあります。
レーザーリフトでメスを使わずに治療が可能です。ダイオードレーザーを照射して、真皮層のコラーゲン・エラスチレンの生成を活性化。脂肪組織にも働きかけるので、小顔効果も期待できます。施術時間は1時間ほどでダウンタイムがなく、いつでも受けられ、1度の施術で変化が感じられやすいと嬉しい治療法です。
また、コエンザイムQ10よりも強力なイデベノンで活性酸素を除去し、DMAEで表情筋を引き締め頬やフェイスラインをリフトアップする「イデバエ療法」もほうれい線のたるみに働きかけます。