ビタミンC点滴と注射の違いは？

人間が自身の体内で作り出せない栄養素であり、体内に貯めておくことのできない栄養素がビタミンCです。食べ物から効率よく摂取するのが難しいため、点滴や注射でビタミンCを摂り入れるという方法もおすすめ。ビタミンCの摂取方法や効果、ビタミンC点滴と注射の違いなどについてまとめています。

効果の違いはほとんどなし！栄養の取り入れ方法が異なる

ビタミンCの点滴と注射、どちらの方法を選んだらいいのか気になるところですが、どちらも全身に成分が行き渡りますし、効果の面での違いはありません。

しかし、点滴は複数の栄養素を一度に注入できるのに対し、注射は1つの栄養素につき、1回ずつ打つ必要があります。所有時間にも違いがあり、注射なら1回5分ほどで終わりますが、点滴の場合は30分ほどかかります。

複数の栄養素を取り入れる場合には点滴が、取り入れる栄養素が少なく、短時間で終わらせたいという場合には注射を選ぶのがおすすめです。

積極的に取り入れたいビタミンC

美肌成分として知られるビタミンCですが、人間の体内では、ビタミンCを生成することができないので、外から取り入れる必要があります。

ビタミンCを取り入れる方法は、外側から取り入れる方法と、内側から取り入れる方法があります。

外側からビタミンCを取り入れる方法

外側から取り入れる方法としては、ビタミンCが配合された化粧品を肌に塗るということになります。肌のトラブルに対しては、直接、肌に塗るほうが効果が高いのですが、ビタミンCはとても不安定な成分で、酸化しやすく、また、そのままだと肌に浸透しにくいという難点があります。

内側からビタミンCを取り入れる方法

内側から取り入れる方法には、ビタミンCを含む食材を食べたり、サプリメントで摂取するという方法もありますが、ビタミンCは体内に貯めておくことができず、効率よく摂るのが難しい栄養素です。

そこでお勧めなのが、点滴や注射で取り入れる方法。不足しがちなビタミンをしっかりと補い、お肌や身体の調子を整えるのに役立ちます。

ビタミンCは排出されやすく、体内にとどめておくことができないため、週1～2回の間隔で継続して受けていくことで、より高い効果が実感できるといわれています。

ビタミンCの効果とは

ビタミンCの肌への効果としては、メラニンの生成を抑えることで、シミや肝斑を防いだり、ニキビの炎症を緩和したり、アレルギー肌をケアしたり、コラーゲンやエラスチンを増やして、肌の保水力を上げたりという点が期待できます。

また、ビタミンCは肌だけでなく、疲労回復や免疫力アップ、抗酸化作用、風邪・生活習慣病・老化の予防などの効果も期待できるとされています。ビタミンC点滴・注射は、即効性があり、1回の治療でも効果を実感することができるといわれています。

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